
土の中で何年も何年も生きてきた蝉。
昨日、やっと地上にでてきました。
こんなとこで身をひそめてたんです。
以前、よんだ小説
「8日目の蝉」
その主人公の切ない生き方と
つい、重ねてしまいます。

昨日の夕方はこの抜け殻なかったから、
きっと、昨夜のうちに羽化したんやわ・・・
と思いつつ、
また、「8日目の蝉」の主人公へ
誘拐して我が子同然に育てた子、
何年も何年も、
その罪を償って、
現実と言う地上に出てきた主人公の生き方。
切ない気持で本を閉じたことが
毎年、蝉の鳴き声とともに
思いだします。

地上にでてきた蝉は7日間の命だとか・・・
今朝は、
蝉の鳴き声が
一段と大きくなったみたいです。